2007年11月20日火曜日

新入社員

今、僕の部下に新入社員がいます。

今まで新入社員を直属の部下として預かったことはありませんでした。
どちらかというと、年上の方ばかり。
課内最年少という肩書きを、通算8年程度は掲げていたでしょうか。

彼女は8才も年下の女性。
大学院で会計を勉強してきており、僕が新入社員だったころとは
違って、僕が教えることをスムーズに理解してもらえ、
その点は助かっています。

僕が新人だったときは、上司や先輩が教えてくれる言葉が
普段使っているのと同じ日本語だとは思えませんでした。

ただ、自分が新人だった頃と違いすぎて
彼女がどんな思いを抱いているのかがわからない。

昔の職場の向かいの課で、新入社員と当時30代半ばの先輩社員が
本気でケンカしているのを見ましたが、
(ちょっと大人げないケンカ)
今になって、ちょっと、その先輩社員の気持ちがわかる気がします。

別にケンカしたい訳じゃないのですが、
どう教えたら良いのか?
どのくらいの距離感を保てば良いのか?
がわかりません。

おそらく、その先輩も、自分の理解を超える行動を
新人君がとるので、対処法がわからずに、ケンカして
しまったんだと思います。

うちの新入社員は「自分はミスが多い」としょげています。
僕にとっては、新入社員がおこすミスなんて言うのは、
想定の範囲内なので、全く気にしていません。

むしろ、どんどん、僕に無断ででも良いので、
好き勝手に行動してもらって、今のうちに、失敗を
たくさん繰り返してほしいと思っているくらいです。

でも、彼女にとってはミスというのは、
”気にしてしまうもの”なのかもしれません。
だから、ミスを後悔する気持ちを
「気にするな」と軽んじるのも、良くないのかもしれません。

あるいは、「私のことは放っておいてくれ」
と思っているかもしれません。

業務の指導者としての立場(公)と
人生の先輩としての立場(私)。

どちらにどれくらい介入して行くのが良いのか?

これらのバランスが難しいですね。

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