2007年7月22日日曜日

高校野球観戦 母校敗退

母校の大手前高校を応援するために
万博球場に行ってきました。



うちの奥さんは高校、大学と野球部のマネージャーをやっていたほどの
野球好き。
最近、プロ野球に飽きたらしく、
高校野球が見たい!ということ。
(名古屋出身のため中日ファンです。)

僕も、大学に行ってまで体育会硬式野球部に所属していたほどの、
そこそこの野球好きです。
(大阪出身のため阪神ファンです。)

しかも、ちょうど母校の試合が日曜日だったので、
観戦することになりました。





この球場は、僕が高校野球を始めて
最初の公式戦があった場所。

もちろん1年生の僕はスタンドで応援ですが。

試合の前日に気合いを入れるために、
全員で五厘刈りを決行!

五厘刈りの頭にハチマキをして、
学ランを着て、
38℃の炎天下の中、
南向きのスタンドの斜面で応援しました。

大阪府予選は、鳴りもの(太鼓やトランペット)が禁止されています。
応援団なるものも、母校にはありません。
甲子園のような華やかな応援合戦は、
大阪府予選にはあり得ないのです。

あるのは、暑苦しい学ランをきた
男どもの野太い声。

うちのチームも例に漏れず、
1年生が、大声を張り上げて応援しました。

五厘刈りの頭にハチマキをして、
学ランを着て、
38℃の炎天下の中、
南向きのスタンドの斜面で応援すると
どうなるか、想像つきますか?

教えてあげましょう。

頭が赤紫色になって、
ハチマキをしていた部分だけが
青色のままになるんです。

カラフルな頭です。
ちょっと卑猥ささえ感じます。


話がそれました。

結果、延長戦の末、母校はサヨナラ負けを喫しました。

試合はいい試合でした。
逆転、さらに逆転のシーソーゲーム。
ハラハラドキドキの好ゲームです。
実力は拮抗していました。

ちなみに、対戦相手は、市岡高校。
戦前、旧制中学時代は甲子園にも出ている名門高校です。

この高校は母校大手前高校と同じ第3学区。
うちの母校は、第3学区で1番の進学校で、
市岡は2番目。
なので、お互い変な意地があって、
負けたくない思いが強いんです。

選手の力はほぼ互角でした。
では、なぜ母校は負けたのか?

答えは明確です。

「できることをきちっとやらなかったから」です。

母校は、進学校です。
すごく打てる選手や速い球を投げる選手は
入部してきません。

なので、すごく打つことや速い球を投げることについては、
どうしようもありません。

でも、すごく打つことが出来なくても、出来るプレーがあるのです。

例えば守備や走塁。

両チームの差がついたプレーを紹介します。

1.ショートの後ろに飛んだ打球。
 風が強かったので、ショートは落球しました。

 これは仕方がない。

 で、ふとみると、ショートの周りに
 センター、レフト、サード、セカンドが集まっており、
 このボールに5人の野手が群がっています。
 当然、セカンドベースに誰もいません。
 ピッチャーやファーストもベースカバーをしていない。  
 打者走者は、2塁に進塁してしまいました。

2.逆の場面もありました。
 そのチャンスに、母校の選手は進塁できませんでした。
 次の塁を狙う貪欲さが足りず、ボールに集中出来て
 いなかったためです。

3.セカンドライナーで飛び出し、
 ダブルプレーになった1塁走者もいました。
 セカンドライナーは1塁走者から丸見えの打球。
 それに反応できていない。

4.2アウトランナーなしからセーフティバント。

 アイデア自体は良いのですが、
 ピッチャーが楽々とれるバントをしました。
 いわゆる送りバントに使うバンドです。

 セーフティーバントは3塁線にするもの。
 1塁側にするのであれば、プッシュバンド気味に
 2塁手に取らせないと、絶対にセーフになりません。
 このバントはどちらでもないバント。

 何がしたかったのか?と疑問を感じさせるバントです。

他にもあったのですが、上記に書いたプレーは
いずれも、練習さえすれば、ちょっと考えれば、
絶対に避けることが出来るプレーです。
野球センスの有無は関係ありません。

こういう当たり前のプレーを確実にこなさないと
すごい選手のいない僕の母校のようなチームは
絶対に勝つことができません。

ちょっと厳しい様ですが、苦言を呈しました。

勝つことに執着し、
ゲームに集中し、
できることを確実に行い、
考えてプレーする。

豪快なホームランは求めていません。

これら4つができるチーム/選手になってほしいものです。

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