最近、中国はどんどん新しい法律を作ってきます。
厳密に言うと、適用してくるというか・・・。
あの国は、まだ、人治国家と法治国家の間。
だから、その時の役所のトップや担当官次第で、
ころころ言うことが変わります。
先月は、「$600以下の無償取引を禁止する」って言ってきました。
前からこの決まりは合ったみたいですが、
厳密に運用されていなかったみたい。
急に税関で言われこちらはびっくりです。
中古品の中国への輸入も
中国当局が認めた機関の検査を受けないといけなくなったし。
またここでも検査代の追加コストです。
国家が認めた機関だけなので、ほぼ向こうの言い値で
検査を受けないといけません。
先週は、「中国の会社が元で支払いを立て替えて、
その後外貨でお金を回収する」という処理も
禁止されました。
今朝の新聞には、「2008年1月から終身雇用の義務化」
なんてことも書いていました。
移転価格税制文書化法案なんてものあるし、
この1年、急にいろんな規制が増えてきていると思います。
ところで、中国にメーカーが工場をつくる理由は2つ。
1.人件費が安いから
2.巨大なマーケットがあるから
1の理由が、喪失する日は近いですね。
2だけなら、「他の国で作って
中国に持ち込めばいい」ということも
できそうですが、そこはさすが中国。
高い関税をかけることで、自国を保護します。
中国で売ろうと思ったら、中国で作るしかないのです。
でも、マーケットの近くで生産をするということ自体は
僕は賛成派なので、中国で必要な分だけを
中国の工場で生産するようにすれば、
政治リスクや為替リスクも最小限に食い止められるし、
良いのではないかと思います。
「世界の工場」
いつまでそう呼ばれるのでしょうか。
2007年6月30日土曜日
中国って...
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