今日は本社で研修でした。
税効果会計/退職給付会計/米国会計基準について。
すでに知っているところも結構ありましたが、
具体的な実務的な説明があったので、
より身近なものとなりました。
これからも、時価会計はどんどん進んで行きます。
BSすべてを時価計算しないといけない日は目の前です。
すると、会社のBSには、今まで以上に多くの
外部要因リスクを含んでしまいます。
為替レート、金利、投資先の業績、実効税率・・・。
全部当たり前っちゃ当たり前なのですが、
期末時点のこれらを予測するのはかなり困難。
そんなのが出来たら、そっちで大もうけです。
決算発表での業績見通しの発表にも気を使います。
なにせ、これら時価会計の影響額っていうと本業での利益を
吹っ飛ばすようなインパクトがあるので。
より精度ある業績見通しを実施するためには、
BSの項目をより詳細に管理して行かないとえらい目に合いそうです。
同じ債権でも、円建てなのか?ドル建てなのか?
投資株式は円建て?ドル建て?
退職給付算出に使用する割引率はどうなる?
年金の運用は成績は?
固定資産の減損のリスクは?
繰延税金資産の取崩リスクは?
減税に伴う実効税率変更による税金資産の取崩は?
今の投資家は、純利益+CF主義。
売上と営業利益だけ見てれば良い時代の経理は
楽だったんだろうなぁ。
でも、昔よりも経理の付加価値があがるってことだし
ある意味喜ばしいこと。
でも、そのためには、もっと会計の専門知識(特にBS関連)を
身につける必要がありますね。
がんばろっと。
2007年8月27日月曜日
今後の会計と経理の役割
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2 件のコメント:
時価会計の概要ぐらいでしたら3ヶ月限定でお答えできると思いますので、もしご不明なところがあればご連絡をください。
hungrytigerさんのところでは固定資産の減損や繰延税金資産の取崩は厄介な問題かなと個人的には思います。ただ権限なきものを責任を負わせるのは問題ありですね。本来、為替リスクは本社で負うべきなんですけど、実態がそうなっていないですね。(というか本社に管理能力がないのかと)。
3ヶ月限定?3ヶ月後にはプロになるから?
相談料を取られないうちにいろいろ聞いておかないと。
為替については、予約さえきちんとしていれば
決済時の為替リスクについては、本社が負うけども
海外会社のBS,PLを円換算して業績評価するときに
換算レートがいくらになるのかが影響してきます。
どれくらいの比率で円で稼ぐのか?
ドルで稼ぐのか?
移転価格税制の問題も絡んでくるので、
どの国でいくら稼ぐのかは、より重要かつ繊細な問題になってきます。為替リスクを含めて、海外展開を検討するというのも事業の一環だと思うので、本社によるコントロールは難しい面がありますね。
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